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ネット小説ランキング>短編集部門>「【SSS】ショートショートストリート」に投票

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重要参考人

「この3人に見覚えはありますよね?昨日、あなたが接客しましたね?」

「はいっ、そうですぅ」

「あなたの常連客であるこの3人は、今日死にました。2人は交通事故、もう1人は仕事中に機械に巻き込まれ即死。昨日と会わせてコレで7人目なんですよ」

「でも?、私は何もしてないですぅ?」

「3人が死亡した時刻である今日の午前10時から午後4時の間、あなたは何をしてました?」

「昨日と一緒ですぅ?。その時間はお店に出てました?」

「そうですよね。ココに来る前に店長や他の従業員に確認しました」

「じゃあ、聞かなくてもいいじゃないですかぁ?」

「まあ、念のためですよ。こういう確認でボロを出すアホな犯人も居るんでね」

「私、犯人じゃないですよぉ?!」

「そう。あなたは重要参考人。証拠は何も無い。死因も場所も時刻もバラバラ。どう見ても事故。あなたには完璧なアリバイがある。被害者とあなたの関係も調べたが店以外での繋がりはなし。……我々も偶然と思いたいんだが、あまりに出来すぎているんで事件と事故の両面で調べを進めていましてね」

「私もブルーなんですぅ?。偶然にしては出来すぎててぇ?。恐いですぅ?」

「では、あなたへの疑惑を晴らすためにも、じっくりお話を聞かせて頂いてもよろしいですかな?」

「はいっ!わかりましたっ」

「では、質問を始めます。あなたがあの店で働きだしたのは3年前。だが1年前に休職し、一昨日に復帰。間違いないですね」

「はいっ!」

「休職中の1年間は何をしていました?」

「修行ですぅ?」

「修行?」

「はいっ。私、完璧になりたくて、本場で修行してきましたぁ?。
おかげさまで今は本物なんですよ、私!!スゴくないですかぁ??もしかしたら日本で私だけじゃないかなぁ?他の店にはいないと思うよ……って、どーせコレも店長に聞いてるんでしょぉ??」

「まあね。一応、その修行先とやらも調べさせてもらったが、あやしいところは無さそうだった。」

「当たり前ですぅ」

「では、客への料理は誰が作っていましたか?」

「もちろん私ですぅ?!なにせ私は本物ですからぁ?!……あっ!もしかしてぇ、毒を入れたと思ってるんですかぁ???」

「いや、彼らから毒物は発見されなかった。
ん?……では、このペナントに見覚えは?あなたの修行先と同じ地名が書かれている。実は今日死んだ3人のうちの1人のリュックに入っていた物なんだが…」

「あっ!それぇ、私が修行先で買ってきたヤツですぅ?。かわいいでしょ??」

「ほお、詳しく聞かせてもらおうか」

「えっとぉ?、私ぃ?、長い間お休み貰ったからぁ?、お土産ぐらい渡さなきゃと思ってぇ、そのペナントを100枚買ってきたんですぅ。だって昔からお土産と言えばペナントですもんねっ♪まさに『土産オブ土産』って感じですぅ♪それとぉ?、ホントは今日から仕事復帰の予定だったんだけど、1日でも早くお店に出たかったからぁ?、一昨日から出ちゃいましたぁ?♪でぇ?、偶然にもぉ?、私の事を覚えててくれた御主人様が来てくれてたんでぇ?、先にお土産を渡しちゃいましたぁ?。でね、今日は御主人様達やお店の仲間がぁ、復帰記念パーティーをやってくれたんですよぉ?♪皆さんが本物になった私の事を『メイドオブメイド』って言ってくれてぇ?、今日は楽しかったですぅ?♪もちろん?、残りのお土産は全部ぅ、御主人様達やお店の仲間に配り終えましたぁ!」

「……昨日と一昨日は何枚ずつ渡したんだ?」

「確かぁ?、一昨日は4枚、昨日は3枚だったと思いますけどぉ?」
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忘れさせ屋

エム氏は一人の女と話しながら、ある店に向かっていた。


「じゃあ、その店は忘れたい人に関する記憶を消してくれるって事?」

「ああ。そう言うことだ」

「なんでそんな店に行く必要があるの?」

「本気で結婚を考えているんだ!だから、今まで付き合ってた人の事は忘れたいし、君にも忘れて欲しいんだ!」

「えっ!?ホント!?」

「ああ、ホントだよ」

「嬉しい!!じゃあ、私たち2人は、今から過去に付き合った人との記憶を消しにいく!!そして、キレイさっぱりしてから結婚しようって事ね♪」

「そう言うことだ。……ほら、着いたよ」


その店はとても小さい建物だった。
入り口のドアの上には、申し訳程度に【忘れさせ屋】と書かれた看板を掲げている。
さっそく2人は店の中に入った。
中は小さな歯科医院の様な雰囲気だった。
入り口を入ってすぐは待合室になっている。
エム氏は受付のところで手続きを終えると女に話しかけた。


「実は既に予約してあるから、すぐに呼ばれるはずなんだ」


その言葉の通り、すぐに女の名が呼ばれた。


「一人づつなの?」

「ああ。装置が一つしかないからな」

「そっかあ、じゃあ行ってくるね♪」


女は嬉しそうに奥の部屋へと入っていった。
奥の部屋も歯科医院の様な雰囲気だった。
部屋には歯科医院にある診察台の様な装置が一台、その横にはテーブル、その上に置かれたコンピューターの様な物、それと店の男が一人いるだけ。


「では、腰掛けて下さい」

「はい」


女が腰掛けるとヘルメットの様な物が頭に被せられた。


「では、始めますよ。いいですか?」

「えっ!?ちょっと待って、誰を忘れたいのかを言わなくてもわかるの?」

「はい。お連れ様から伺っております」

「えっ!?」


女は疑問に思った。
今までエム氏にその様な事は話したことが無い。
『どうして自分の過去の男を知っているのだろうか?』
『誰かにこっそり聞いたのだろうか?』
『探偵とかに頼んで調べたのだろうか?』
女が頭の中でその様な考えを巡らせている最中に店の男が言った。


「では、始めますよ」


そう言うや否や女の頭に電流が走った。


「うっ!」

「はい、終わりです」

「あれっ!?もう終わりですか?」

「ええ、お気をつけてお帰り下さい」


女が待合室に戻るとエム氏がソファーに腰掛けていた。
エム氏と目が合った女はよそよそしく会釈をして店を出ていった。


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